サンマは秋においしい人気の魚です。
旬は9月10月。
これからが脂ののったおいしい時期です。
なんといってもサンマは大衆魚。
バーベキューや芋煮会などのイベントで必ず登場します。
お宅でも夕食などにしばしば利用されることでしょう。
どんな食べ方がお好きですか?
我が家でもサンマは秋の夕食のレギュラーメニューです。
毎回同じ調理法ではあきるので、ときどき変えています。
我が家の人気メニューをご紹介しましょう。
●サンマのおいしい食べ方第1位 《塩焼き》
な~んだ、と言わないでくださいね。
当たり前の食べ方ですが、おいしく焼くにはちょっとしたコツがありますよ。
1.サンマの水分をキッチンタオルでふきとる。
2.少し上のほうからパラパラと塩を均等に振りかける。
頭も腹わたも取らず丸ごと使います。
3.太い胴の部分に、×印または平行線に切れ目を入れます。
4.焼き網をよく熱し、油を塗ってからサンマをのせます。
5.焼き加減を見ながら裏返します。
大きさにもよりますが、片面5分前後でしょう。
サンマを本当においしく焼くには“強火の遠火”ですが、
家庭用魚焼き器は近すぎて焦げやすいので要注意です。
煙がどんどん出ますし、炎が上がることもあります。
中火にして傍で見ながら焼きましょう。
●サンマのおいしい食べ方第2位 《なめろう》
“なめろう”って初めて耳にする人がいるかもしれませんね。
「皿までなめろ」という言葉からきているそうです。
元は房総半島の漁師さんが始めた郷土料理だとか。
これはサンマの「たたき」です。
三枚におろして骨部分を除き、
味噌・酒・ネギ・シソ・ショウガなどをのせてたたきます。
粘り気が出るまでたたくのが本当ですが、
我が家ではそこまでたたきません。
でも味は最高!
ぜひお試しください。
じつを言うと、第2位は《刺身》なのですが、
きれいにさばくのに手間がかかりますし、
大判のサンマが手に入ることが少ないため、
《サンマの刺身》は番外です。
●サンマのおいしい食べ方第3位 《醤油佃煮》
これは地元宮城の郷土料理です。
とくに気仙沼のサンマ。
佃煮にするのに最適のサンマがとれる気仙沼では
水産加工会社が「金のさんま」と名づけて売っています。
1.ぶつ切りにしたサンマを塩水で洗い、さっと湯通しします。
2.酢を混ぜた水と一緒に圧力鍋で煮ます。
3.そのあと、濃い口醤油、三温糖、酒、(水あめ)、みりん、生姜を入れて
コトコト煮詰めていきます。
甘辛くて、骨まで食べられます。
食べやすいので、子供やお年寄りにも向いています。
2番目の下煮を省略して、調味料をすべて入れて圧力鍋で煮るのもOKです。
そのほかのサンマの食べ方としては、
蒲焼、唐揚げ、マリネなどがあります。
さらに詳しいサンマ料理については、こちらのサイトが参考になると思います。
「クックパッド 激旨さんま料理レシピまとめ」
最後になってしまいましたが、
サンマをおいしく食べるにはまず新鮮なものを選ばなければなりません。
脂ののったおいしいサンマの見分け方はこうです。
*頭の後ろから背中にかけて盛り上がっている。
*胴の幅が太い。
*背中が青黒い。
*お腹がピカピカ光っている。
では
おいしいサンマで秋の味覚を楽しみましょう!