Pocket

 

医療現場において、セカンドオピニオンの普及につれて
インフォームドコンセント」の必要性が高まっています。

インフォームドコンセントは患者の権利と深い関わりがあるからです。
どのようなものか調べてみましょう。

 

 インフォームドコンセントとは

インフォームドコンセントとは、説明を受けた上での同意

患者が自分の病気の状態や治療方法について医師から十分な説明を受け
それらを理解した上で提示された治療方法に同意することをいいます。

 

医師は病名と病状、いくつかの治療法と方法や効果、そのリスクなど、
細かな点までわかりやすく説明します。medical3

患者はその内容を十分理解したうえで治療法を選択し、

医師に同意を与えます。

こうして患者と医師の合意のうえで治療は開始され、
医師は確信をもって治療を進めることができます。

 

患者は自分で考えた末に選んだ治療法ですので、
万一結果が思わしくないとしても納得できます。

インフォームドコンセントは患者と医師の双方に有益な
結果をもたらす医療上のシステムとも言えます。

 

 

 日本におけるインフォームドコンセントの現状

インフォームドコンセントの発祥は1960年代のアメリカ。
「医師から説明を受ける権利」は、患者の権利としてすでに欧米では
確立されています。

日本においては1990年代になってから知られるようになりました。

日本の医療現場に「インフォームドコンセント」という言葉が登場してから
まだあまり年数がたっていません。hospital1

 

ですので
未だに正しいインフォームドコンセントが浸透していない病院または医師が多数存在しています。

▲「病気のことは医者に任せて患者は黙っていよ」という、
昔の殿様医者のような医師。

▲とにかく患者を安心させることが大事だからと、
ひたすら気休めを言う医師。

▲新たな技術を試したくて患者の安全を無視した治療を行なう医師。

このような医師や病院が未だに存在するのが日本の実情です。

医師や看護師不足という現状も原因のひとつでしょう。
忙しすぎて患者と十分なコミュニケーションを取る余裕がないのです。

 

リスクのある処置をするときに、細々と書かれたわかりにくい同意書に
サインしてもらうことはどの病院でも行われていますが、

それは正しいインフォームドコンセントとは言えません。

まるで保険証券のような同意書を、きっちりと読んで理解した上で
サインする人はどれほどいるでしょうか。

kanja1xx

 

 

 

 

 

 

 今後の課題

患者の福祉と医療の発展のために
正しいインフォームドコンセントは不可欠です。

普及にはまだ時間がかかりそうな日本の現状ですが、

多忙な状況の中でもインフォームドコンセントを実施して、
医師と患者の共同作業という形で効果的に治療を進めている病院
いくつか存在します。

今後そのような病院が増えていくことが期待されていますが、
患者の側でもそれを推し進めていく努力が必要でしょう。

 

医療に関する話は難しいからと
すべて医師任せにするのは責任放棄。

医師はわかりやすく説明することになっています。

多少難しく感じたら、
もっとわかりやすい説明をお願いすることができます。medical2

インフォームドコンセントの重要性を認識している医師なら

応じてくれるはずです。

 

患者としてもインフォームドコンセントを正しく認識し、
積極的に医師とコミュニケーションをとることから始めてみましょう。

 

これで安心!病院選びの「掟」111 超実用 医療ミスから身を守る患者マニュアル

この本には
「インフォームド・コンセントに関する9つの掟」という提案があります。

参考知識として読んでみるのはいかがでしょうか。

 

こちらの関連記事もどうぞ:

    None Found