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kyukyusha

 

 

 

 

 

 

 

“救急車”とは、「ピーポー、ピーポー」と大音量をたて、
交通法規を無視し他の車を蹴散らして(?)走る緊急車両。

救急車のお世話になったことのない私は、
そんなイメージを持っていました。

そんな私が初めて救急車で運ばれる事態となり、
それまで気付かなかった医療事情を知る機会になりました。


突発的な病気で救急車を呼ぶ

ある日、腹痛が始まりました。
耐えられないほどではないので我慢していました。

しかし、夜になると徐々に痛みが増し、
下痢も始まりました。

もしかして食中毒?

昨日から食べたものを思い出しつつ考えていると、
嘔吐が始まり、胃薬では治まらない様子。

すでに夜遅いので病院は閉まっている。

頼んだことのない救急車を呼ぶかどうか迷っていると、
家人が心配して119番電話しました。


あの「ピーポー、ピーポー」という音が家に近づくにつれ、

救急車を呼んでしまった、良いのだろうか?
たしか安易に呼んではいけないということだった。

近所の人はどう思うだろうか?
などと苦しみながら考えてました。


車内では救急隊員が生年月日や症状、原因などを聞き
搬送病院に手配の電話をします。

病院に着くと、救急室のような所に運ばれます。

夜間なので人気がなく、
宿直らしい看護師と医師の二人だけでした。

簡易ベッドは薄い毛布の布団一枚でとても寒かった。

寒いと訴えても看護師の反応はそっけなく、
もう一枚かけてくれることはありませんでした。

たぶん二人にとって私は
緊急度の高い重症患者ではなかったのです。


下痢と吐き気が次第に治まってきたので、
家に帰ることにしました。

翌日の検査と治療までこの寒さに耐えることはできない
と思ったのです。


翌日改めて受診し治療を受けました。
病名は急性胃腸炎。

というわけで
初めての救急車は苦い経験でした。

後日「救急車っていくらなの?」と聞く友人がいました。

救急車は基本無料です!

私が支払った医療費は当日の夜間診療代と
翌日の診察治療代。

救急車の料金らしきものは請求されませんでした。


でも救急車代を請求されたという話もあるとか。

どういうことなのでしょうか?


これには、救急車が安易に利用されて困るという
事情が絡んでいました。


救急車で搬送される人の半数が入院の必要がない人。
つまり半数の人は軽症ということ。

私もその一人でした。

自分の釈明をしたいわけではありませんが、
軽症だからといって、必ずしも救急車を呼ぶまでもない
というわけではありません。

たとえば骨折などで自分では病院に行けないので、
救急車で病院に行き治療を受けるとか、

夜間に持病が悪化して急ぎ治療が必要となり、
一旦救急搬送されたものの、

その後落ち着いたので入院せずに帰宅したという場合
などもあるからです。


それにしても
安易に救急車を利用する人が多くて問題のようです。


それで、タクシー代わりに救急車を呼んだ人には
「救急車に乗った」料金を請求する病院もあるとか。

救急車の安易な利用を減らすため
有料化が検討されているようです。

救急車の不適正利用を防ぐには、有料化がカギ?

救急車の出動件数は年々増加して、
2017年は全国で約621万件と、過去最多を更新。

搬送人数は562万人で、その6割近くが65歳以上。
高齢者が多いのは当然として、問題は搬送されなかった人。

その人たちは救急車の必要がなかったということになります。


安易に救急車を呼ぶ人が多いと、
本当に救急車を必要とする人への対応が遅れるかもしれない。

医療関係者にとって非常に困った事態です。


こんな理由で救急車を呼ばれたら怒りたくなりませんか?
    ↓

突き指や切り傷などの軽いケガ。

普通の風邪らしい症状。

夜間または休日でどこの病院に行けばよいかわからないから。

病院の待ち時間がイヤで、優先的に診てくれるから。

通院の予定日だからタクシー代わりに。

病院の薬がなくなったから。


近年こういう人たちが増えているそうです。

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年々増加する救急車の不適正利用を減らすには
“有料化”が有効なのでは?

医療関係者の9割が有料化に賛成しているそうです。

救急車の不適切な利用は有料化以外には解決しないと
考える医療従事者は多いのです。


確かに診察や治療を受けたら料金を支払うので、
救急車にも料金が発生してもよいのでは?


実際のところ日本では救急車は無料ですが、
海外では有料が一般的

たとえばアメリカ、ニューヨークでは600ドル(約6万円)。

フランスでは基本料金が60ユーロ(約6800円)で、
移送距離1キロ毎に2ユーロ(約230円)の上乗せ。


これほどの額ではないとしても
近い将来、日本の救急車も有料になることでしょう。

救急車を呼ぶ前、イザという時の助け

安易に救急車を呼ばないことにしようと思っても、
どうしたらよいか判断に迷うときがあると思います。

じつは、イザというときの助けがあるのです。
   ↓

●全国版救急受診アプリ“Q助” 

急な病気やケガをしたとき、
症状の緊急度を素早く判断するためのアプリ。

消防庁がウェブ版とスマホ版で提供しています。

当てはまる症状を画面上で選択していくと、
緊急度の目安がわかり必要な対応が表示されます。

緊急度が高いと判定された場合は、
アプリから119番に電話できます。

緊急度が高くない場合は、
受診できる医療機関や交通手段などの情報を、
アプリから検索できます。

こちらからどうぞ↓
http://www.fdma.go.jp/neuter/topics/filedList9_6/kyukyu_app.html

私もスマホに入れました。


●救急安心センター

平日夜間や休日の急な病気やケガ、
救急車を呼んだ方が良いのかどうか迷うとき、

または応急処置の方法が知りたいとき、
医師や看護師に電話相談できます。

おとな救急電話相談は #7119 

小児救急の電話相談は #8000


●ペットの救急電話相談

家族の一員であるペットの健康や病気についても
相談できるとうれしいですね。

「電話どうぶつ病院」“アニクリ24”は365日24時間
獣医師が電話相談に応じてくれます。

https://www.anicli24.com/

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